ローン

カードローンの借り換えにおすすめの借換先16選と返済を楽にするポイントも解説

「カードローンの返済が大変だから借り換えローンを利用したい」と思っている人もいるでしょう。

借り換えローンとは今利用しているカードローンを別のカードローンに借り換える方法で、金利を下げたり月々の返済額を減らしたりする効果が期待できます。

しかし借換先の選び方を間違えると、思ったほど借り換えローンの恩恵を受けられない可能性も。

今回は借り換えにおすすめのカードローンを紹介します。

あわせて借り換え後に返済を楽にするポイントも解説するので、参考にしてください。

Contents

無利息期間があるカードローンを借り換えローンとして選ぶと返済総額を減らせる

短期間で返済できそうな場合は、無利息期間があるカードローンを借り換えローンとして選ぶと返済総額を減らせます。

商品名 プロミス レイク アコム アイフル
金利(年) 4.500~17.800% 4.500~18.000% 3.000~18.000% 3.000~18.000%
利用限度額 500万円まで 1万円~500万円 1万円~800万円 1万円~800万円
最低返済額 1,000円 4,000円 1,000円 4,000円
対象年齢 18歳から69歳 満20歳から70歳 18歳から69歳 満20歳以上69歳まで

※18歳、19歳の方は契約に至りづらい可能性がございます。また、収入証明書のご提出が必要になりますので、ご準備をお願いいたします。

無利息期間があり上限金利も低めのプロミス

プロミスの公式キャプチャ
金利 4.500~17.800%
利用限度額 500万円まで
最低返済額 1,000円
対象年齢 18歳から69歳

プロミスは初めて借り入れする人を対象に、30日間無利息で融資するサービスを実施。

上限の金利も年17.8%と他の大手消費者金融より低いため、プロミスの上限金利よりも高い金利で借りている人が借り換えると金利を下げる効果も期待できます。

プロミスは原則として在籍確認の電話を実施していません。

在籍確認とは、収入を得ている裏付けを取るために、会社に電話する審査方法を言います。

電話連絡が不安で申し込みをためらう例も見られますが、プロミスで電話がかかってくるのは審査上必要と判断されたときのみです。

公式アプリも使いやすく、申し込みから借り入れまでアプリで完了します。

借り換えの手続きに手間がかからないのも、借り換えローンに向いている理由の1つです。

※Web明細の利用とメールアドレスの登録が必要

無利息期間に特徴があるレイク

レイクの公式キャプチャ
金利 4.500~18.000%
利用限度額 1万円~500万円
最低返済額 4,000円
対象年齢 満20歳から70歳

レイクは無利息特典に特徴があり、最大で借入額のうち5万円まで180日間無利息で借りられます。

契約額が200万円までなら、Webからの申し込みで60日間無利息で借りられる特典もあり、お得。

借り換えの際に利息を減らすのに効果的です。

レイクは、返済方法にも特徴があります。

借入額に応じて返済額が変わる残高スライドリボルビング方式と、借入額に関係なく低額で返済する元利定額リボルビング方式から選択可能です。

返済額が一定の方がわかりやすい場合は、元利定額リボルビング方式を選んでもよいでしょう。

ただし元利定額リボルビング方式には返済回数が36回までと制限があるので、注意しましょう。

返済のしやすさにこだわって借り換え先を選びたい人にも向いています。

※初めてなら初回契約翌日から無利息
※無利息期間経過後は通常金利適用。
※30日間無利息、60日間無利息、180日間無利息の併用不可。
※ご契約額が200万超の方は30日無利息のみになります。
※契約額1万円~200万円まで

返済の自由度が高く便利なアコム

アコムの公式キャプチャ
金利 3.000~18.000%
利用限度額 1万円~800万円
最低返済額 1,000円
対象年齢 18歳から69歳

※18歳、19歳の方は契約に至りづらい可能性がございます。また、収入証明書のご提出が必要になりますので、ご準備をお願いいたします。

アコムは初めて借り入れする人を対象に、契約日の翌日から最大30日間無利息で借りられるサービスを提供しています。

わかりやすい手続き方法と、返済のしやすさが特徴のカードローンです。

返済期日に35日ごとに返済する方法と毎月指定日に返済する方法が選べるので、返済しやすい方法で返済しましょう。

毎月指定日に返済する場合、口座振替以外の返済方法なら返済日も好きな日を指定できて便利です。

無利息サービスと返しやすさにこだわって借り換え先を選ぶなら、アコムを検討しましょう。

原則電話なしで借り換えの手続きもしやすいアイフル

アイフルの公式キャプチャ
金利 3.000~18.000%
利用限度額 1万円~800万円
最低返済額 4,000円
対象年齢 満20歳以上69歳まで

アイフルも初めて借り入れする人を対象として、契約日の翌日から最大30日間無利息で借りられるサービスを実施しているカードローンです。

利用限度額が800万円と高く、借入額が高い人の借り換えにもぴったり。

原則電話なしで契約できるため、借り換えの手続きに手間をかけたくない人にも向いています。

最短25分で審査結果がわかる、融資スピードも期待できる商品です。

借り換えられるかどうか早く結果を知りたい場合は、アイフルの利用を検討しましょう。

※Web申込の場合
※お申込の状況によってはご希望にそえない場合がございます。

借り入れ先をまとめたい人におすすめの借り換えカードローン3選

複数の借り入れ先へ返済するのが苦しい場合は、返済に集中できるよう借り換えで返済をまとめましょう。

借り入れ先をまとめれば、返済時期を気にすることなく借り換えにより金利も下がる可能性があります。

借り入れ先をまとめたい人におすすめの借り換えカードローンを3つご紹介します。

商品名 アイフルのおまとめローン「おまとめMAX」「かりかえMAX」 レイク「レイク de おまとめ」 東京スター銀行のおまとめローン(スターワン乗り換えローン)
金利 3.000~17.500% 6.000~17.500% 9.800~14.600%
利用限度額 1万円~800万円 1万円~500万円 30万円以上1,000万円以下
最低返済額 相談により決定 相談により決定 相談により決定
対象年齢 満20歳以上69歳まで 満20歳から70歳 満20歳以上65歳未満

クレジットカードもまとめられるアイフルのおまとめローン

アイフルおまとめローンの公式キャプチャ
金利 3.000~17.500%
利用限度額 1万円~800万円
最低返済額 相談により決定
対象年齢 満20歳以上69歳まで

アイフルのおまとめローン「おまとめMAX」と「かりかえMAX」は、クレジットカードのショッピングの利用代金もまとめられます。

おまとめローンにはクレジットカードのショッピング代金はまとめられないものもあるため、ショッピング分も含めて借り換えたい場合はアイフルを検討しましょう。

「おまとめMAX」と「かりかえMAX」は商品概要が同じで、アイフルを利用した経験がある人は「おまとめMAX」を利用します。

初めてアイフルを利用する場合は、「かりかえMAX」を選びましょう。

返済額の相談に乗ってもらえるので、返済しやすいプランが立てられます。

Web完結で来店不要で契約ができるおまとめローンで、便利です。

70歳まで申し込めるレイク de おまとめ

アルサdeおまとめの公式キャプチャ
金利 4.500~17.800%
利用限度額 4.500~17.800%
最低返済額 1,000円
対象年齢 18歳から69歳

レイクのおまとめローン「レイク de おまとめ」も、クレジットカードのショッピングのおまとめに対応できる商品です。

上限の金利が年17.5%と一般的な消費者金融のカードローンより低く、おまとめによって金利の軽減が期待できます。

69歳までしか申し込めない商品が多い中、「レイク de おまとめ」は70歳まで申し込み可能。

年齢が問題で申し込みを諦めている70歳の人は、レイクの利用を検討しましょう。

「レイク de おまとめ」は、無理なく返済できるよう返済計画の相談に乗ってくれます。

申し込みは電話でできますが、契約の際には自動契約機まで出向かなければいけない点に注意しましょう。

返済額の相談に乗ってくれる東京スター銀行のおまとめローン

東京スター銀行おまとめローンの公式キャプチャ
金利 9.800~14.600%
利用限度額 30万円以上1,000万円以下
最低返済額 相談により決定
対象年齢 満20歳以上65歳未満

東京スター銀行のおまとめローン(スターワン乗り換えローン)は、給与所得者で年収が200万円以上ある人を対象としたおまとめローンです。

正社員をはじめとして、契約社員や派遣社員なら申し込めます。

パートやアルバイトの人は利用できないため、注意しましょう。

店頭や電話で返済額の試算をしてもらえるので、相談して納得した上で借り換えられます。

スターワン乗り換えローンは限度額の上限が1,000万円で、まとまった借り入れも可能。

高額な借り入れをまとめる必要がある人は、東京スター銀行のおまとめローンを検討しましょう。

申し込みから契約までWebで完結する点でも便利です。

金利を下げながら借り換えできる貸金業者のカードローン3選

貸金業者のカードローンの中には、金利が下げなら借り換えとしても利用できるサービスがあります。

商品名 三井住友カードのカードローン オリックスマネー JCB CARD LOAN FAITH
金利 1.500~15.000% 2.900~17.800% 4.400~12.500%
※1回払いは5.000%
利用限度額 900万円まで 10万円~800万円 500万円まで
※1回払いは5万円まで
最低返済額 5,000円 4,000円 5,000円
対象年齢 満20歳以上69歳以下 満20歳以上69歳まで 20歳以上58歳以下

上限金利が年15.0%と低い三井住友カードのカードローン

三井住友カードカードローンの公式キャプチャ
金利 1.500~15.000%
利用限度額 900万円まで
最低返済額 5,000円
対象年齢 満20歳以上69歳以下

三井住友カードのカードローンは、クレジットカード会社が発行する低金利のカードローン。

返済実績に応じて年0.3%金利が引き下げられるサービスもあり、低金利で借りられる借り換え先を探している人に向いています。

適用される金利は、最大で1.2%引き下げられるお得なカードローンです。

即時発行受付時間内(9:00~19:30)に申し込めば、最短5分※での発行も可能。

手続きもすべてWeb上で完結するので、手間もかかりません。

※最短5分の会員番号発行は、新規契約時点でのご利用枠は50万円
※最短5分の会員番号発行 受付時間:9:00~19:30

カードレスタイプ※も選べるので、郵送物なしで契約したい人は検討しましょう。

2022年7月1日から2022年12月31日までの期間で、キャンペーンを実施中です。

キャンペーン期間中に入会すると、1,500円分のVポイントプレゼントと最大2ヶ月間利息なしで借り入れできる特典が受けられます。

※カードレスタイプをご希望の場合、「オンライン口座振替設定」画面遷移後、50分以内に「オンライン口座振替設定」及び「キャッシングのご契約内容確認」を完了し、「お申込手続き完了」画面まで進める必要があります。
※上記の設定が難しい場合は、カードタイプの申込をおすすめします。

使い勝手がよく返済しやすいオリックスマネー

オリックスマネーの公式キャプチャ
金利 2.900~17.800%
利用限度額 10万円~800万円
最低返済額 4,000円
対象年齢 満20歳以上69歳まで

オリックスマネーはスマホ完結型のローンで、使いやすいのが特徴。

入会手続きはすべてWeb上で完結して、オンライン本人確認サービスを利用すれば郵送物もありません。

借り換える際に複雑な手続きをしなくて済む点で、借り換えに便利。

オンライン本人確認サービスとは、スマートフォンで運転免許証またはマイナンバーカードと顔写真を撮影して本人確認をする手続き方法です。

アプリやインターネットで手軽に借り入れと返済ができるため、手間がかかりません。

上限の金利が年17.800%と、一般的な消費者金融よりも低めです。

借り換えによって金利を下げる効果も期待できます。

条件は厳しめだが金利が低いJCB CARD LOAN FAITH

JCB CARD LOAN FAITHの公式キャプチャ
金利 4.400~12.500%
※1回払いは5.000%
利用限度額 500万円まで
※1回払いは5万円まで
最低返済額 5,000円
対象年齢 20歳以上58歳以下

JCB CARD LOAN FAITHは利用可能年齢が20歳以上58歳以下と狭く、個人事業主やパート、アルバイトは融資の対象となりません。

申込条件は厳しめですが、上限の金利が年12.500%と低金利で借りられるのが魅力です。

1回払いなら、金利が年5.000%とお得。

1回払いで借りられる金額は5万円までで、借り換えローンとして利用する場合には上限額が足りないケースも多いでしょう。

借り換えローンとして利用した後で追加借り入れをする際には、1回払いを活用すると低金利で借りられます。

借り換えで金利を下げられる可能性があるおすすめの銀行カードローン6選

金利に注目して借り換え先を探すなら、銀行カードローンもおすすめです。

商品名 三井住友銀行のカードローン りそな銀行「りそなプレミアムカードローン」 みずほ銀行カードローン イオン銀行カードローン 楽天銀行スーパーローン au じぶん銀行「じぶんローン」
※借り換えコース
金利 1.500~14.500% 3.500~13.500% 2.000~14.000% 3.800~13.800% 1.900~14.500% 0.980~12.500%
利用限度額 10万円~800万円 10万円~800万円 10万円~800万円 10万円~800万円 10万円~800万円 100万円~800万円
最低返済額 2,000円 10,000円 2,000円 1,000円 2,000円 1,000円
対象年齢 満20歳以上69歳以下 20歳以上66歳未満 20歳以上66歳未満 満20歳以上満65歳未満 満20歳以上62歳以下 満20歳以上70歳未満

返済日が選べて返済しやすい三井住友銀行のカードローン

三井住友銀行の公式キャプチャ
金利 1.500~14.500%
利用限度額 10万円~800万円
最低返済額 2,000円
対象年齢 満20歳以上69歳以下

三井住友銀行のカードローンは、上限の金利が年14.500%で消費者金融のカードローンよりも低め。

借り換えによって、金利を下げられる可能性が高いと言えます。

対象年齢の上限が65歳までの銀行カードローンも多い中、69歳まで契約可能です。

返済日が「5日」「15日」「25日」「末日」から選べるため、給料日や都合に合わせて返済しやすいのも特徴。

給料日のすぐ後に返済日が来るように設定すると、返済しやすいでしょう。

普通預金口座の開設も来店も不要で申し込める、利便性の高い銀行カードローンです。

給与振込で金利引き下げの特典が受けられるりそな銀行のカードローン

りそな銀行カードローンの公式キャプチャ
金利 3.500~13.500%
利用限度額 10万円~800万円
最低返済額 10,000円
対象年齢 20歳以上66歳未満

りそな銀行のカードローン商品「りそなプレミアムカードローン」は、上限の金利が年13.500%と低く、借り換えで金利を下げたい人に向いています。

住宅ローンや給与振り込みを利用している人なら年0.500%の金利特典があり、さらに低い金利で借り入れが可能。

普段からりそな銀行を利用している人に特におすすめの借り換え先です。

りそなプレミアムカードローンは、月々の返済額が高いのが特徴。

低金利な上に返済額が多いため、返済が早く進んで利息の節約に役立ちます。

しかし返済額が多い分月々の負担が大きくなるため、返済できそうかシミュレーションした上で利用を検討しましょう。

住宅ローン契約者なら金利が下がるみずほ銀行のカードローン

みずほ銀行カードローンの公式キャプチャ イオン銀行カードローンの公式キャプチャ
金利 2.000~14.000%
利用限度額 10万円~800万円
最低返済額 2,000円
対象年齢 20歳以上66歳未満

みずほ銀行カードローンは、上限の金利が年14.000%と低金利です。

来店も郵送も不要で申し込める便利なカードローンなので、難しい手続きをせずに銀行カードローンで借り換えたい人に向いています。

ただし借り入れをするにはみずほ銀行の普通預金口座が必要です。

住宅ローンを契約している人なら、年0.500%金利の引き下げが受けられて、さらに低金利で借り入れできます。

手持ちのキャッシュカードにローン機能を加える形式なので、カードを別に持ち歩く必要がありません。

上限金利が低く金利が下がる可能性が高いイオン銀行カードローン

金利 3.800~13.800%
利用限度額 10万円~800万円
最低返済額 1,000円
対象年齢 満20歳以上満65歳未満

イオン銀行カードローンの上限金利は年13.800%で、銀行カードローンの中でも低金利です。

利用限度額の上限も800万円と高く、借り換えローンとして利用しやすいでしょう。

月々の返済額が1,000円からと、返済負担も少なくて済みます。

ただし返済額が少ないと完済までに時間がかかり、返済総額が増える可能性がある点に注意しましょう。

イオン銀行の普通預金口座がなくても引き落としで返済可能な、返済しやすい商品です。

キャンペーンが豊富な楽天銀行スーパーローン

楽天銀行スーパーローンの公式キャプチャ
金利 1.900~14.500%
利用限度額 10万円~800万円
最低返済額 2,000円
対象年齢 満20歳以上62歳以下

楽天銀行スーパーローンはキャンペーンが豊富なカードローン。

キャンペーンを活用すると、お得に借り入れができます。

キャンペーンの例を確認しましょう。

  • 入会すると1,000ポイントの楽天ポイントがもらえる
  • 借入残高に応じて最高30,000万ポイントの楽天ポイントがもらえる
  • キャンペーン期間に申し込むと金利が半額になる

ポイントプレゼントのキャンペーンは常に行われています。

金利半額キャンペーンは定期的に行われているため、待てるならキャンペーン期間を待って申し込むと返済総額を減らすのに効果的です。

楽天会員なら審査優遇が受けられる可能性があるのもポイント。

必ずしも全員が優遇を受けられるわけではありませんが、楽天グループのサービスを頻繁に利用している人は優遇が受けられる可能性があります。

借り換えローンを利用したいけれど審査が不安な楽天会員は、申し込みを検討しましょう。

借り換え目的だと金利が優遇されるauじぶん銀行「じぶんローン」

auじぶん銀行の公式キャプチャ
金利 0.980~12.500%
利用限度額 100万円~800万円
最低返済額 1,000円
対象年齢 満20歳以上70歳未満

auじぶん銀行「じぶんローン」には通常のコースと借り換えコースがあり、借り換え目的で利用すると上限の金利が年12.500%とお得です。

借り換えコースは利用限度額が100万円から800万円までなので、少額の借り換えには向きません。

金利の優遇を受けるならau IDが必要なので、忘れずに作成しましょう。

auユーザーでなくてもIDは作れます。

借り換えコースで申し込んでも、審査結果によって限度額が100万円以下になるケースも。

限度額が100万円以下になれば、年1.380~17.400%の「誰でもコース」の金利が適用される仕組みです。

スマホ完結で来店不要で申し込めるため、借り換えの手間が省ける点でも借り換えに向いています。

金利にこだわって借り換えローンを利用するなら「ろうきん」

金利にこだわって借り換えるなら、ろうきんのカードローンが向いています。

ろうきんのカードローンは、平均的な金利が年10.000%程度と低金利。

金利を下げたい場合にぴったりです。

ただしろうきんのカードローンは、ろうきんの会員以外利用できません。

ろうきんの会員には、以下の3種類があります。

  • ろうきんに出資している団体に所属している人
  • ろうきんと提携している生活協同組合の組合員
  • 個人会員として出資金を支払って入会する

ろうきんの会員資格を持っていなくても、個人会員として入会すればろうきんのカードローンを利用できます。

ろうきんは全国に13ヶ所ありますが、利用するろうきんは選べません。

住んでいる地域または働ている地域にあるろうきんを利用する仕組みです。

ろうきんのカードローン一覧

ろうきんのカードローンを一覧にして紹介しています。

会員の種類によって金利が異なる場合もありますが、今回は会員の種類を考慮せず同じ商品で最も低いものから高いものを掲載しました。

商品名 金利 利用限度額 最低返済額 対象年齢
北海道ろうきん「マイプラン」 6.800~10.980% 300万円以内 5,000円 借入時に満65歳未満
東北ろうきん「マイプラン」 6.000~6.400% 最高500万円 5,000円 満18歳以上満65歳未満
中央ろうきん「マイプラン」
※借り換えに利用できるのは団体構成員のみ
7.075~8.475% 最高500万円 5,000円 申込時に満20歳以上、契約時に満65歳未満
新潟ろうきん「マイプラン」 5.375~7.775% 最高300万円 5,000円 成人していて65歳未満
新潟ろうきん「ぱあとな~30」
※パート、契約社員専用のカードローン
5.375~7.775% 最高30万円 5,000円 成人していて65歳未満
長野ろうきん「マイプラン」 4.700~5.100% 500万円まで 5,000円 満20歳以上満65歳未満
静岡ろうきん「マイプラン」 4.275~9.275% 500万円以内 5,000円 満18歳以上65歳未満
北陸ろうきん「マイプラン」 4.800~11.500% 100万円まで 5,000円 満20歳以上65歳未満
東海ろうきん「マイプラン」 3.900~8.550% 500万円まで 5,000円 満18歳以上65歳未満
東海ろうきん「ロッキー21」
※一般の勤労者専用
5.500~8.550% 50万円まで 5,000円 満18歳以上65歳未満
近畿ろうきん「Web完結型マイプラン」 6.000~7.900% 100万円まで 5,000円 満20歳以上満65歳未満
中国ろうきん「マイプラン」 5.375~10.075% 500万円まで 5,000円 満18歳以上65歳未満
四国ろうきん「マイプラン」 6.025~11.600% 300万円まで 5,000円 満18歳以上
四国ろうきん「Rプラン300」 4.300% 100万円以上300万円まで 15,000円 満18歳以上
四国ろうきん「Rプラン500」 3.700% 300万円超500万円以内 50,000円 満18歳以上
九州ろうきん「マイプラン」 9.000~11.000% 500万円以内 5,000円 満18歳以上65歳未満
沖縄ろうきん「マイプラン」 8.600% 500万円以内 5,000円 満18歳以上65歳未満
沖縄ろうきん「Qカードみらい」 3.200~5.400% 500万円以内 4,000円 満18歳以上最終返済時年齢が76歳未満

ローンを提供しているろうきんによって金利は様々ですが、高くても上限の金利は年11.000%程度です。

ろうきんではおまとめローンも利用可能

ろうきんでは、複数の借り入れをまとめるおまとめローンも取り扱っています。

取り扱われているおまとめローンを一覧にして掲載しました。

商品名 金利 利用限度額 最低返済額 対象年齢
東北ろうきんおまとめローン「アシスト500」
※団体会員専用
5.000% 500万円 相談によって決定 満18歳以上、完済時年齢が満76歳未満
新潟ろうきん「おまとめローン」 6.200~9.800% 最高300万円 相談によって決定 成人していて最終弁済時年齢が76歳未満
北陸ろうきん「フリーローン借り換えプラン」 5.500% 1,000万円以内 相談によって決定 最終返済時年齢が満76歳未満
静岡ろうきん「おまとめライト」 4.950% 最高300万円 相談によって決定 満18歳以上
近畿ろうきんカードローン「スマートチョイス」
※会員組合員限定のカードローン
3.900~5.500% 500万円以内 3,000円 満18歳以上65歳未満
中国ろうきん「おまとめローン」 2.500~5.000% 2,000万円まで 相談によって決定 記載なし
四国ろうきん「一本太助」
※会員限定
要問い合わせ 50万円以上500万円以内 要問い合わせ 満18歳以上

北海道ろうきんや中央ろうきんの「フリーローン」など、借り換えには利用できてもおまとめローンとしての利用は認められない商品もあります。

すべてのろうきんでおまとめローンが提供されているわけではないので、利用先のろうきんにおまとめローンがあるかチェックしてください。

カードローンの借り換えとは別の商品で契約中のローンを完済する方法

カードローンの借り換えとは、別の商品で今契約中のローンを完済する方法です。

例えば消費者金融Aで契約している人が、B銀行のカードローンを新たに契約して消費者金融Aを完済するといった借り方をします。

借り換えローンと似た商品におまとめローンもあるので、両者の違いを確認しましょう。

借り換えローンとおまとめローンの違いを解説

借り換えローンとおまとめローンの違いは、以下の通りです。

ローンの種類 特徴 追加の借り入れ
借り換えローン カードローンからカードローンに借り換える
おまとめローン 複数のカードローンの借り入れをまとめて一本化する

借り換えローンは、カードローンから別のカードローンに借り換える方法です。

新たに利用するローンもカードローンなので、追加の借り入れもできます。

借り換え先にフリーローンを選ぶ方法もありますが、フリーローンでは追加の借り入れができません。

おまとめローンは、複数のカードローンの借り入れをまとめて一本化する商品です。

借入残高を段階的に減らして返済しやすくするための商品で、追加の借り入れはできません。

総量規制をオーバーしている人が借り換えるならおまとめローン

借り換え前の借入額が総量規制をオーバーしている場合は、借り換えローンではなくおまとめローンを選びましょう。

総量規制とは、貸金業法に定められている年収の3分の1までしか融資を受けられないというルールです。

過度な借入れから消費者の皆さまを守るために、年収などを基準に、その3分の1を超える貸付けが原則禁止されています(総量規制)。例えば、年収300万円の方が貸金業者から借入れできる合計額は、最大で100万円となります。(引用元:総量規制について│日本貸金業協会

カードローンから別のカードローンに借り換える場合は、商品が変わっただけで総量規制の影響を受けます。

おまとめローンは、総量規制の「例外貸付け」に分類されるローンです。

総量規制の例外は、利用者の利益が損なわれないようにする目的で決められています。

借入額として計算はされますが、例外的に融資が認められるというルールです。

例外貸付けの中には、以下のローンが含まれています。

  • 顧客に一方的に有利となる借り換え
  • 借入残高を段階的に減少させるための借り換え

参考:総量規制が適用されない場合について│日本貸金業協会

おまとめローンは借りたお金を返済しやすくなる、利用者に利益がある貸し付けだと言えます。

「例外貸付け」のルールに従って借りる場合は、以降は例外貸付けや総量規制から除外される貸し付けを除いて追加の融資が受けられないルールです。

総量規制から除外される貸し付けとは、住宅ローンや高額療養費の貸し付けなど、総量規制になじまない貸し付けを言います。

カードローンを借り換える4つのメリット

カードローンを借り換えるメリットは、以下の4つです。

  • 金利が下がって返済総額が減る
  • 月々の返済額が減らせる
  • 複数の借り入れがある場合に一本化できる
  • ショッピングリボを含めて借り換えればクレジットカードのショッピング枠が空けられる

それぞれについて詳しく確認しましょう。

金利が下がって返済総額が減る

ローンを借り換えれば、金利が下がって返済総額を減らせる可能性があります。

金利は利息の支払い額を決めるもので、利息の計算式は以下の通りです。

【利息=借入額✕金利÷365日✕借入日数】

金利が下がれば、利息が少なくて済みます。

カードローンで借りたお金を返済する際には、借入額に利息を合わせた金額を返済しなければいけません。

借入額に利息を合わせた金額が、返済総額です。

金利が下がれば返済総額が減り、返済の負担が軽くなります。

月々の返済額が減らせる

カードローンを借り換えれば、月々の返済額を減らせる可能性があります。

カードローンの返済額は、商品ごとに決められているのが特徴。

同じ金額を借りても、借入先によって月々支払うべき金額が違います。

例えばプロミスで20万円借りている場合、月々の返済額は8,000円です。

三井住友銀行のカードローンで20万円借りた際の返済額は4,000円と、金額が違います。

月々の返済額が多くて返済が苦しい場合は、月々の返済額が少ないカードローンに借り換えると月々の返済額が減らせます。

複数の借り入れがある場合に一本化できる

借り換え先としておまとめローンを選べば、複数の借り入れを一本化できます。

借り入れを一本化すると、以下のようなメリットを期待可能です。

  • 返済日が月1回になり管理しやすい
  • 返済額を減らせる
  • 金利が下がる可能性がある

複数の借り入れがあると、月に何度も返済をしなければいけません。

借入先が1つになれば、返済が1回になり管理しやすくなります。

複数の借り入れ先に返済していると、月々の返済額が高く負担が大きい場合もあるでしょう。

おまとめローンは、返済をしやすくする目的商品で、月々の返済額が無理のない金額に設定されているのが特徴。

返済しやすい金額で返済を続けられます。

借り入れを一本化すると、金利が下がる可能性も。

利息制限法という法律によると、金利の上限は以下のように定められています。

元本額 金利の上限
10万円未満 20.000%
10万円以上100万円未満 18.000%
100万円以上 15.000%

例えば年18.000%でA社から50万円、B社から30万円、C社から30万円借りている場合、借入額の合計は110万円です。

おまとめローンを利用して1社にまとめると100万円以上の借り入れになり、金利が年15.000%に下がります。

ショッピングリボを含めて借り換えればクレジットカードのショッピング枠が空けられる

クレジットカードのショッピングリボを多く利用している人は、ショッピングリボも含めて借り換えればクレジットカードのショッピング枠が空けられます。

ネットショッピングにはクレジットカードが欠かせないため、枠がいっぱいになって困るケースもあるでしょう。

カードローンを借り換える際に、カードローンの残高とクレジットカードのリボ払いの残高を合計した金額を借りれば、両方を完済できます。

カードローンを借り換えるデメリットと注意点

カードローンの借り換えには、以下のようなデメリットや注意点があります。

  • 借入先の審査に落ちると借り換えができない
  • 必ず金利が下がるとは限らない
  • 返済総額が増えるケースがある
  • 今までと返済日や返済方法などの仕組みが変わる

注意点も知った上で、上手に借り換えましょう。

借入先の審査に落ちると借り換えができない

カードローンの借り換えは新たなローンに申し込んで借り入れをする方法で、審査に落ちると借り換えができません。

カードローンの審査基準は借入先によって異なり、1度通った人でも別のところでは審査に落ちる可能性があります。

すでに借り入れをした状態で審査を受けるため、初めて借りるときよりも返済能力が低いと判断される場合もあるでしょう。

今のローンで延滞しているなど返済状況に問題があると、審査に通りにくいため注意が必要です。

必ず金利が下がるとは限らない

ローンを借り換えても、必ず金利下がるとは限りません。

今利用しているカードローンの金利が低い場合、上限金利が今よりも高い借入先を選ぶと金利が上がる可能性もあります。

商品選びをきちんとしなければ、金利が下がるというメリットを活かせません。

返済総額が増えるケースがある

カードローンの借り換えによって、返済総額が増えるケースもあります。

月々の返済額が少ないカードローンは、返済が楽な反面、返済が長期にわたるのが特徴。

返済期間が長くなれば、支払う利息が増えます。

金利が低いカードローンに借り換えたのに、結果として返済総額が増えるケースも見られるため、注意しましょう。

今までと返済日や返済方法などの仕組みが変わる

カードローンを借り換えると、今までと返済日や返済方法などの仕組みが変わる場合があります。

返済日の決め方は借入先によって異なるため、今までと同じ日付が選べなければ違う日に返済しなければいけません。

対応できる返済方法も違うなど、仕組みが変わります。

慣れた方法から変わるので、滞納しないように注意が必要です。

カードローンの借り換えで返済を楽にするなら目的をはっきりさせる

カードローンを借り換えるのは、返済を楽にするためです。

どうすれば返済が楽になったと感じるのかは人によって違い、以下のような内容が考えられます。

  • 返済総額が下がる
  • 月々の返済額が下がる
  • 複数ある借り入れが1つにまとまる

目的によって選ぶべきカードローンが変わるため、何を目指すかはっきりさせましょう。

返済総額を下げるなら金利と月々の返済額に注目

返済総額を下げるなら、金利と月々の返済額に注目しましょう。

金利が減れば、返済総額が減る可能性が高いです。

しかし月々の返済額によっては、金利が下がっているのに返済総額が上がる場合も。

返済額が低い借入先を選ぶなら、繰り上げ返済も行いながら効率的に返済を進めましょう。

繰り上げ返済とは、決められた返済額よりも多めに返済したり、返済日以外に返済をしたりして、早めに返済を進める方法です。

シミュレーションを元に、それぞれについて詳しく確認しましょう。

金利の違いによる利息や返済総額の違い

金利の違いによる利息や返済総額の違いについて、50万円借り入れをして5年間で返済する場合を例に、1ヶ月の利息を比較しましょう。

借入先 平均的な金利 利息 返済総額
消費者金融カードローン 18.000% 261,800円程度 761,800円程度
銀行カードローン 14.500% 205,800円程度 705,800円程度
ろうきんカードローン 10.000% 137,400円程度 637,400円程度

参考:E-LOAN │カードローンのかんたん返済額シミュレーション

同じ返済期間で返済した場合、金利が低いほど利息も返済総額も低くなっているのがわかります。

約定返済額通りに返済すると返済総額が増える場合は繰り上げ返済を検討する

約定返済額通りに返済すると、返済総額が増える場合も見られます。

約定返済額とは、カードローンごとに決められている月々の返済額です。

プロミス(年17.800%)と三井住友銀行のカードローン(年14.500%)を例に、20万円借りて約定返済額通りに返済した場合の返済総額を比較しましょう。

借入先 プロミス 三井住友銀行のカードローン
返済額 8,000円 4,000円
返済総額 251,700円程度 339,500円程度

参考:返済シミュレーション│プロミス
参考:カードローン 返済シミュレーション│三井住友銀行

三井住友銀行のカードローンの方が金利は低いのに、約定返済額通りに返済すると返済総額が高くなるのがわかります。

金利が低いメリットを活かすなら、借り換え前のカードローンを約定返済額通りに支払った場合と比較しながら、繰り上げ返済をしなければいけません。

月々の返済額を下げるなら金額別の返済額に注目

月々の返済額を下げたい場合は、返済額に注目しましょう。

一般的に、カードローンの返済額は「残高スライド方式」と呼ばれる、借入額によって返済額が変動する方式です。

例えばプロミスでは、返済額が以下のように変動します。

借入残高 返済額
2万円以下 1,000円
2万円超5万円以下 2,000円
5万円超8万円以下 3,000円
8万円超11万円以下 4,000円

三井住友銀行のカードローンの場合は、以下のように返済額が決まります。

借入残高 返済額
2千円未満 借入額全額
2千円以上10万円以下 2,000円
10万円超20万円以下 4,000円
20万円超30万円以下 6,000円

上記の例のように、カードローンによって返済額の決め方が異なります。

返済額を比較する際は、自分が借りている金額に対応する返済額をチェックしなければいけません。

最低返済額のみを比較すると、月々の返済額が減らない場合もあります。

また月々返済額を下げると、返済総額が増える可能性が高い点にも注意しましょう。

複数の借り入れをまとめたいならおまとめローンを選択

複数の借り入れをまとめるなら、カードローンで借り換えるよりもおまとめローンを選択しましょう。

カードローンの審査では、返済能力がチェックされます。

借入件数が多いと「すぐに借入をする人で今後返済が滞るかもしれない」と返済能力を疑われるのが一般的です。

借入件数が多いと借入額も高くなりがちで、総量規制の範囲近くまで借りている可能性も。

おまとめローンはもともと複数の借り入れがある人をターゲットとした商品で、複数の借り入れをしていても返済が可能だと判断されれば借り入れができます。

総量規制の例外の貸し付けとして総量規制の範囲を超える借り入れも認められるため、複数の借り入れがある人はおまとめローンの方が審査に通りやすいでしょう。

カードローンの借り換えを本当にすべきか検討する

カードローンの借り換えには、メリットもデメリットもあります。

カードローンを借り換えても負担が減らない場合は、借り換える意味がありません。

カードローンの借り換えをすべきかどうか判断するためのポイントを紹介するので、ぜひチェックしてください。

カードローンの借り換えを検討すべき人の特徴

以下のような人は、カードローンの借り換えを検討すべきです。

  • 金利が高く負担に感じている
  • 月々の返済額が高く負担に感じている
  • 複数の借り入れがあり返済に困っている

「金利が高くて利息の支払いが大変」「月々の返済額が高くて払うのが苦しい」など、今のカードローンに不満がある人は、カードローンの借り換えを検討しましょう。

改善したい点に注目して借り換え先を選べば、返済が楽になる可能性があります。

複数の借り入れがあって返済に困っている場合は、おまとめローンの利用を検討しましょう。

おまとめローンなら追加の借り入れができないため、借入残高が今以上に増える心配はありません。

返済日もまとまり、借入額も返済しやすい金額になるため、返済も進みやすくなります。

カードローンを借り換えない方がよい人の特徴

以下のような特徴を持つ人は、カードローンの借り換えを検討しない方がよいでしょう。

  • 金利の低いカードローンを利用している
  • 今のカードローンに不満はない
  • 返済が遅延したことがある

金利の低いカードローンを利用している人や、返済実績を重ねて借入時よりも金利が下がっている人は、借り換えによって金利が上がる可能性も。

今のカードローンに不満がなければ、手間をかけて借り換えなくてもよいでしょう。

返済が遅延したことがある人は、新たなカードローンの審査に通りません。

審査を受けても借り換えられない可能性が高いため、今のまま返済を続けましょう。

借り換えローンの業者別に特徴を紹介

借り換えローンとして選べるカードローンには、主に以下の3つがあります。

  • 貸金業者のカードローン
  • 銀行カードローン
  • ろうきんのカードローン

借入先別に特徴があるので、チェックした上で自分に向いたローンを選びましょう。

貸金業者のカードローンは金利は高めだが返済が進みやすい

貸金業者のカードローンの特徴は、以下の通りです。

  • 金利が高い
  • 月々の返済額が高い
  • 無利息期間を設けている借入先が多い
  • 総量規制の影響を受ける

金利の平均は年18.000%程度で、銀行カードローンの年14.500%程度と比較すると3.500%程度高くなっています。

金利が高いのはデメリットですが、金利が高い分審査に融通が利きやすい傾向も。

金利とは融資に必要な手数料を回収するだけではなく、万が一返済が滞った時の備えの意味もあります。

備えが多ければ多少不安があっても審査に通せるため、結果として柔軟な審査が可能です。

消費者金融カードローンは、1ヶ月の返済額が多めな傾向が見られます。

返済額が多いと月々の負担は大きくなりますが、返済が早く進み返済期間は短くて済むのが特徴です。

消費者金融の中には、初めて契約した人を対象として一定期間無利息で借りられるサービスを設けている業者が多く見られます。

消費者金融は、貸金業法に定められている総量規制によって、年収の3分の1を超える融資ができません。

銀行カードローンは低金利のものが多い

銀行カードローンの特徴は、以下の通りです。

  • 低金利の商品が多い
  • 金利が低い分審査に融通が利きにくい
  • 月々の返済額が低い
  • 法律によるルールはないが年収の3分の1を目安に融資を行っている

銀行カードローンの金利は、年14.5%程度と低めです。

消費者金融の部分で紹介したように、金利が低い分支払う利息が少なくて済みます。

金利が低く利息が抑えられる半面、返済が滞った時に対する備えが十分にできません。

返済が滞る人を多く出せないため、審査が厳しくなりがちです。

月々の返済額は低く、無理のない返済ができるでしょう。

返済額が少ないと、借入総額は増える傾向が見られます。

借入額と返済総額の関係については、後ほどシミュレーションした結果を詳しく紹介するのでチェックしてください。

総量規制が関係するのは貸金業者のカードローンですが、銀行カードローンでも貸し過ぎを防ぐために年収の3分の1までを目安に融資を行っています。

ろうきんのカードローンは低金利だが条件が厳しい

ろうきんのカードローンの特徴は、以下の通りです。

  • 銀行カードローンよりも低金利で借りられる
  • 会員でなければ利用できない
  • 利用条件が厳しい

ろうきんのカードローンは、銀行カードローンよりもさらに低金利で借りられます。

例えば中国ろうきんのカードローン「マイプラン」の金利は、年5.375~8.875%です。

最も高い8.875%で20万円借りた場合の1ヶ月の利息は1,480円と、銀行カードローンの平均的な金利で借りた場合よりも1,000円程度少なくなります。

金利が低いろうきんのカードローンは、原則としてろうきんの会員でなければ利用できません。

中国ろうきんの「マイプラン」の利用条件を見ると、以下のような条件が付いています。

  • 限度額300万円超なら勤続年数5年以上または前年度年収が500万円以上必要
  • 会員の種類によっては300万円までしか借りられない
  • 勤続年数が1年未満の人は50万円までしか借りられない

北海道ろうきんの「マイプラン」では、以下のように年収や勤続年数にも制限があります。

  • 勤続年数が原則1年以上
  • 家計年収が原則150万円以上

ろうきんは働く人のための福祉機関という位置付けで、利用者に有利な商品内容になっています。

返済が滞ると融資がしづらくなり会員に迷惑がかかるため、低金利で借りられる半面条件は厳しめです。

カードローンの借り換え先を選ぶ際に確認したい3つの項目

カードローンの借り換え先を選ぶ際には、以下の3つの項目を確認しましょう。

  • 借り換えの目的に合うカードローンを選ぶ
  • 利用条件に合っているカードローンを選ぶ
  • 借入額が多い人は利用限度額が高いカードローンを選ぶ

それぞれについて詳細を紹介します。

借り換えの目的に合うカードローンを選ぶ

カードローンを借り換える際は、借り換えの目的に合うカードローンを選びましょう。

金利を下げたい人は、上限の金利に注目して選ぶ必要があります。

月々の返済額を減らしたい場合は、返済額に注目してカードローンを選びましょう。

今利用しているカードローンの何に不満があるか考え、不満な点を改善できる借り換え先を選ぶのがポイントです。

利用条件に合っているカードローンを選ぶ

カードローンを選ぶ際には、利用条件に合っている商品を選ぶ必要があります。

利用条件の主な内容は、年齢や収入です。

アイフルを例に、利用条件を確認しましょう。

  • 満20歳以上69歳までの人
  • 定期的な収入と返済能力を有する人

ろうきんのカードローンのように、さらに細かく利用条件が定められている場合もあります。

北海道ろうきんの「マイプラン」の利用条件は以下の通りです。

  • ろうきんの会員の資格を持っている人
  • 借入時に65歳未満の人
  • 勤続年数が原則1年以上の人
  • 家計年収が原則150万円以上の人

利用条件を満たしていなければ申し込めないので、確認した上でカードローンを選びましょう。

借入額が多い人は利用限度額が高いカードローンを選ぶ

借入額が多い人は、利用限度額が高いカードローンを選びましょう。

利用したい商品で融資できるぎりぎりの金額で申し込むと、借入先に余裕がなく審査に通りにくい可能性があります。

例えば500万円借りる必要がある場合、利用限度額の上限が500万円のプロミスではなく、800万円まで借りられるアコムやアイフルを選ぶといった感じです。

カードローンの借り換え手順は5ステップ

カードローンの借り換え手順は、以下の5ステップです。

  1. 借り換えたい金額を利息も含めて算出する
  2. 借り換え先を決める
  3. 新たな借入先に申し込んで審査を受ける
  4. 審査に通ったら必要な金額を借りる
  5. 今までのカードローンを完済する

それぞれの手順について、詳細を確認しましょう。

借り換えたい金額を利息も含めて算出する

カードローンを借り換える際は、借り換えたい金額を利息も含めて算出しましょう。

借入額のみを計算すると、利息分が足りず借り換えたいローンを完済できない場合があります。

利息も含めた金額の算出方法は、以下の通りです。

  • 会員ページで確認する
  • 電話で問い合わせる

例えばアイフルでは、スマホアプリやWeb会員ページで完済金額の確認が可能です。

プロミスの場合、プロミスコールで相談に乗ってくれます。

利息は日割りで計算されるため、問い合わせた日よりも後に完済すると返済総額が異なるため注意しましょう。

確認した返済総額よりも多めに借り入れできる借入先を選んで申し込むと、安心です。

借り換え先を決める

返済総額を確認したら、借り換え先を決めましょう。

借り換え先は、自分の目的を叶えてくれるところを選ぶ必要があります。

「返済総額を減らしたい」「複数の借り入れをまとめて返済を楽にしたい」など、目的をはっきりさせた上で借入先を選択しましょう。

高額の借り入れをしている人は、利用限度額にも注目して、借りたい金額が借りられる商品を選ばなければいけません。

新たな借入先に申し込んで審査を受ける

借入先が決まったら、今まで利用していたローンと同様に必要事項を入力して申し込みます。

カードローンの借り換えでは新たなローンを利用するため、審査を受けなければいけません。

審査の受け方は、現在利用しているローンと同じです。

審査に通ったら必要な金額を借りる

審査に通ったら、必要な金額を借りましょう。

先程も紹介したように、利息も含めて必要な金額を計算するのがポイントです。

借り換えをするには今利用しているローンを完済しなければいけないので、完済できるだけの金額を借りる必要があります。

今までのカードローンを完済する

必要な金額を借りたら、今までのカードローンを完済しましょう。

完済する方法は、借入先によって異なります。

例えばプロミスでは、インターネット返済やATMでの返済などの方法で完済が可能。

今までのカードローンを完済したら、新たな借り入れができないよう解約すると安心です。

新しく契約したローンで、返済を始めましょう。

返済が滞る可能性が高いため審査の甘い借り換えカードローンはない

審査の甘い借り換えローンは、ありません。

カードローンを借り換える場合はすでに借入残高がある状態で審査を受けるため、返済が滞る可能性が高くなります。

借入残高がない状態で審査を受けるよりも、審査が厳格になると考えましょう。

借り換えローンの審査のポイントは返済能力があるかどうかで、審査で見られる内容は以下の通りです。

  • 安定継続収入があるか
  • 返済状況が悪くないか
  • 借入額が多すぎないか

それぞれについて確認しましょう。

安定継続収入があるか

カードローンを利用するには、安定継続収入が必要です。

収入がなければ借りたお金は返せないため、今借りている金額を返済できるだけの収入を継続的に得ているか、確認されます。

通常のカードローンの審査では年収はあまり審査結果に影響せず、毎月同じくらいの収入を得ていれば審査通過も可能です。

総量規制の関係で利用限度額には影響しますが、返済能力に合う金額を融資してもらえるため、年収の低さが原因で審査に通らない可能性は低いと言えます。

しかし借り換えローンでは、今借りているお金を返せるだけの収入がなければいけません。

新たな借入先では、現在の借入を完済できる金額で契約する必要があります。

総量規制のルールでは、現在の借入残高も含めて年収の3分の1以内におさまらなければいけません。

現在の借入総額と新たに借りたい金額を足した金額の3倍以上の収入がなければ、審査に通るのは難しいと言えます。

返済状況が悪くないか

ローンの審査では、返済状況が悪くないかも見られます。

借り換えたいローンやクレジットカードなどの返済が滞っている場合、返済能力があるとは言えません。

個人がお金を借りた記録は、個人信用情報機関と呼ばれる機関に客観的な情報として保管される仕組みです。

ローンの申し込みを受けた借入先は、個人信用機関に情報の問い合わせをします。

個人信用情報機関の情報を照会すれば、申込者が契約している商品や借入額、返済状況の確認が可能です。

長期延滞や債務整理をした記録があれば、返済能力がないとみなされて審査に通りません。

借入額が多すぎないか

借入額が多すぎないかも、審査では重要なポイントです。

借りている金額が高いほど、返済は難しくなります。

借入額が多すぎて総量規制の範囲を超えそうな場合は、審査には通らない可能性が高いでしょう。

総量規制の範囲を超えなくても、収入の安定性に不安がある場合は高額な借り入れができないケースもあります。

金額別カードローンの借り換えシミュレーション結果を紹介

借り換えローンの利用で返済総額はどう変わるのか、金額別にシミュレーションして結果を紹介します。

今回は貸金業者のカードローンとしてアイフル、銀行のカードローンとして三井住友銀行のカードローンを例にシミュレーションしました。

金利は参考値で、実際に借りる場合は異なる可能性があります。

参考:ご返済シミュレーション│アイフル
参考:カードローン 返済シミュレーション│三井住友銀行

100万円借りている人の場合

借入先 アイフル(年15.000%) 三井住友銀行のカードローン(年14.500%)
返済額 26,000円 15,000円
返済総額 1,371,900円程度 2,662,500円程度

アイフルの方が金利は高くても、返済額の違いから返済総額はアイフルの方が少なくなっています。

200万円借りている人の場合

借入先 アイフル(年15.000%) 三井住友銀行のカードローン(年12.000%)
返済額 36,000円 25,000円
返済総額 3,436,500円程度 5,757,500円程度

200万円借りる場合も、返済額が多い分アイフルの方が返済総額が少なくなっているのがわかります。

300万円借りている人の場合

借入先 アイフル(年15.000%) 三井住友銀行のカードローン(年10.000%)
返済額 46,000円 35,000円
返済総額 6,254,100円程度 7,404,800円程度

300万円の借り入れでも、まだアイフルの方が返済総額が低くなっています。

400万円借りている人の場合

借入先 アイフル(年13.000%) 三井住友銀行のカードローン(年8.000%)
返済額 56,000円 45,000円
返済総額 7,726,300円程度 7,848,800円程度

400万円借りた場合に、消費者金融も銀行カードローンも同じくらいの返済額になりました。

500万円借りている人の場合

借入先 アイフル(年12.000%) 三井住友銀行のカードローン(年7.000%)
返済額 66,000円 55,000円
返済総額 9,400,700円程度 8,976,000円程度

500万円の借り入れでは、返済額が多いアイフルの方が返済総額が多いという結果が出ています。